
実は半分くらいは期待していた
シナリオは、今回の相棒シーズン7での最高傑作であると筆者が認定した
第11話「越境操作」のシナリオを書いたハセベバクシンオーだから
映画が始まって20分くらい経っていっこうに盛り上がりの気配を見せなくても
”きっとこれから面白くなる”
”あっと驚く結末が用意されているはずだ”
”今は何でもないことがきっと伏線になっている”
と信じて見続けた
でも、結局そんな物はどこにも無かった
ハセベバクシンオー
あなたに期待した私が悪かったのか
意外な犯人?ある意味ではね
ラストに明らかになる伏線?結局何も明らかにならない
いや、実はぜんぜんダメというわけでは無い
これがもし、土曜ワイド劇場の春のスペシャルで放送されていたら
きっと満足しただろう
つまり、映画として外してはいけないことを
簡単に外してしまっているのだ
昨年の映画「相棒」には筆者としては不満がたくさんあった
でも今回の作品に比べれば映画として押さえるべきところを
きちんと押さえているという意味では
かなり優秀な作品であったことが今回改めてわかった
この原因の一つは
今のテレビ業界の(テレビ業界だけでは無いが)不況が関係しているのだろう
今はテレビの番組にスポンサーを付けるのはかなり難しい
だから、DVDとして消費者に直接売ることで利益を得たり
お金はかかるが映画として公開することで利益を得たりする
今回の作品は昨年の映画にお金を掛けすぎたことで
最低限に削られ予算の中で行われたことは想像に難くないが
予算が無ければ無いなりに作り方を考えれば
もっと面白い作品にできたはずだ
ただ、今回唯一評価できたのは
エンドロールのバックに流されていた
米沢と別れた妻との楽しい思い出の映像
本編には一切登場しないが
これを見られただけでちょっとは許せた気がする

